ティセとかナノボディの話

ストロボとゆうかライトスタンドに乗せるライト全般について所感など


・クリップオンストロボ
一般ユーザーが思い描くストロボというとコレでしょう
バッテリーで動作します。



・モノブロックストロボ
商用電源で利用可能です。
ジェネレータ部と発光部が一つの筐体に収められています。


・ジェネレータタイプのストロボ
これも商用電源で使用可能です。
発光部とジェネレータがセパレートになっているタイプです。
価格も高額になりますのでこれを使うことは無いでしょう


・蛍光灯バンクライト
蛍光灯とソフトボックスのセットになっているものが多いです。


・LEDビデオライト
白色LEDをアレイ状に点灯させるものです。
近年多くの種類が出てきました。


ますクリップオンストロボをみなさん最初に買うと思いますが
最初の１台目だけはTTLが効く純正を持っていた方が速射性が確保できるので、イベントなどでの利用はし易いと思います。

モノブロックにしろクリップオンにしろストロボの多灯撮影の際はTTLを使うことは少ないです。
TTLはフレーミングによって露出が変動するためです。
多少の露出の増減についてはRawで露出調整するのであまり気にすることもないかもしれませんが、シャドウ部の明るさを調整するためフィルインライト（メインライトの当たらない部分の明るさを調整する為の補助ライト）を調整するのですがTTLの調光不良の為明暗のバランスが狂ったりする恐れがありますのでTTLの多灯は注意が必要です。
でもTTLの多灯も悪いことばかりではなくたとえば撮影途中で絞りを変えたいときはマニュアル調光だと各ライトを調整しなおしですがTTLだと仕上がりを見ながら絞りを決定することができます。

さて各ライトの長所と短所を上げてみたいと思います。

クリップオンストロボ

長所はバッテリーでの利用ができるところでしょう、そのため野外での使用もし易いです。
ライトスタンド上で自在に首を振るならアンブレラホルダーか小型の自由雲台などをライトスタンドに付ける必要があるでしょう
モノブロックストロボに比べ若干発光量が少ないかもしれませんがカメラ側のISO感度を上げることによって大した問題にはならないでしょう

短所は予めエネループなどのバッテリーを予め充電しておかないとダメな点とソフトボックス等の大型灯具の選択幅が若干少ない点です。
色温度も髙めで6500K位は普通のクリップオンストロボはあります。

発光回数を気にする方もいるかもしれませんがエネループを使えばフル発光で200発はイケると思うので十分だと思います。
私は1回のスタジオ撮影でバッテリー切れになったことはありません

モノブロックストロボ

長所は
商用電源で使用可能なのでバッテリー充電など気にしなくても良い（トキスターのG400A-D等はバッテリーも使用可能）
フル発光に近い発光量でも比較的チャージ速度が早いのでテンポを要求される撮影にも適する
ソフトボックス等の灯具類の種類が豊富
モデリングランプ（ハロゲン球の定常光ランプ）が実装されているのでモデリングランプで光の当たり方などがなんとなく判る

短所
基本的に商用電源が確保できない処で使用不可能
調光範囲の弱い側が1/16,1/32,1/64等となっておりクリップオンストロボと比べ光量をあまり絞れない
（絞りを開けた写真をとりずらい）


蛍光灯バンクライト

長所
定常光なのでファインダーで仕上がりが読みやすい

短所
基本的に商用電源が使える処じゃないと使用不可能
光のスペクトル分布がストロボに比べ太陽光に近くない
基本的にスローシャッターの撮影になるためブツ撮り以外の人物撮影などに適さない（被写体ブレ注意）
調光の幅が狭い（７管式の蛍光灯で１，３，５，７管の点灯）調光幅は約1/8程度


LEDビデオライト

長所
バッテリー使用が可能なので野外での使用が可能
定常光なので仕上がりが読みやすい
PWMによる調光が効く（でもフリッカーが出たりする）

短所
色温度が青っぽい（最近ではアンバーLEDとの発光比を変えて色温度を調整するタイプも出ている）
蛍光灯と同じく被写体ブレに注意

各ライトとも万能では無いのでそれぞれの得意分野や使用者の慣れなどにより使い分けて欲しいと思います。

ぽちっとされると嬉しいらしいです。

にほんブログ村