ストロボでブツ撮りするときの覚書
・クリップオンストロボのガイドナンバーは最も広角時のガイドナンバーだと思おう!
どのくらいの光量かの目安のガイドナンバーですがニコンは35mm画角時、キャノンは最も望遠時のガイドナンバーです。
一般的に拡散用灯具の傘などに光が回るように最も広角状態で使うことが多いです。
キャノンの580EX2などは14mm対応の拡散板使用時ガイドナンバーは15です。
このへんは各ストロボのマニュアルの仕様ページに書いているはずです。
・デフューザー等の灯具の減衰は一絞りから二絞り程度見込んでおこう
これは灯具の種類により若干変わりますが最大で二絞り位は減衰するつもりでいた方が良いでしょう
・ソフトボックスや傘などの発光面と被写体との距離
基本的に柔らかい光を意識するなら発光面の対角線程度の距離としてください
これは1m程度の傘を使うなら傘と被写体との間の距離は1m程度とするということです。
このことからソフトボックスや透過傘のほうが発光面が前に出るので位置的に使いやすい訳です。
・前述の条件からフル発光時の設定可能な絞り値は?
最も広角な照射角に設定してガイドナンバーは15程度
被写体との距離を1m程度とすると絞りは15程度、ほとんどF16位となる
ここに灯具類の減衰を二絞り程度加味するとF16=>F8程度となる
F8程度まで絞れると考えて調光すれば良いでしょう
もしF11などでフル発光で明るさが足りない場合はiso感度を200とかに上げるつもりでいればOKです。
・フィルインライトはメインライトの一絞り半落ちでテスト撮りしてから調光する
シャドウ部の明るさを決定するフィルインライトですが一般的にはメインライトの1/3の光量というのが通説です。
メインライトの光量の1/3を目安として設定し、実写してその結果を見て調光します。
私は被写体の顔を左右どちらかの斜め上からメインライトを当てて鼻筋に影が付くようにしてその反対斜め上からシャドウ部の落ち込みをフィルインライトを当てて調整します。
調整のキモは立体感の度合いで決めます。
このへんは各人の感じ方が調光度合いの決定となります。
・被写体をストロボで照らしたとき、背景との明るさのバランス取りは?
iso100 絞りF8でシャッター幕全開の最速1/200秒
この条件でストロボの室内撮影するとほとんどストロボ光だけの撮影となり窓などからの外光が暗く落ち込んでしまいます。
それでは不自然な画となってしまうのでシャッタスピードを段階的に落としていって定常光の影響を出していきます。
被写体のストロボ光は瞬間光なのであまり露出の影響は受けませんが背景はシャッター速度を遅くしてゆくごとに明るくなってゆきます。
被写体の露出はストロボの調光で、背景はシャッタースピードで調光します。
当然スローシャッターとなることも多いため三脚は必須です。
EOS 5D Mark II ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 50mm マニュアル露出 F5.6 1/3秒
580EX2+430EX2
この場合ストロボ光の色温度と外光の色温度の差に注意してください
外光の色温度のほうが低すぎて違和感がある場合は色温度を落とすLBAフィルタをストロボの発光部に挟んであまり色温度の差が目立たないようにします。
・初めは二灯そこから先は各人のセンス次第
被写体は基本的にはメインライトとフィルインライトが必要ではないのでしょうか?
三灯目はトップライトかアクセントライトでしょうか?
正解等は無くて想定するイメージがどんなでどう近づけていくかではないでしょうか?
三灯目をトップライトにしたもの(髪に天使の輪が出ている)
EOS 5D Mark II ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 35mm マニュアル露出 F8.0 1/3秒
580EX2+430EX2+430EX
三灯目にアクセントライトとして背後から照らしたもの
EOS 5D Mark II ISO100 EF50mm f/1.4 USM マニュアル露出 F2.0 1/30秒
580EX2+430EX2+430EX
ぽちっとされると嬉しいらしいです。
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どのくらいの光量かの目安のガイドナンバーですがニコンは35mm画角時、キャノンは最も望遠時のガイドナンバーです。
一般的に拡散用灯具の傘などに光が回るように最も広角状態で使うことが多いです。
キャノンの580EX2などは14mm対応の拡散板使用時ガイドナンバーは15です。
このへんは各ストロボのマニュアルの仕様ページに書いているはずです。
・デフューザー等の灯具の減衰は一絞りから二絞り程度見込んでおこう
これは灯具の種類により若干変わりますが最大で二絞り位は減衰するつもりでいた方が良いでしょう
・ソフトボックスや傘などの発光面と被写体との距離
基本的に柔らかい光を意識するなら発光面の対角線程度の距離としてください
これは1m程度の傘を使うなら傘と被写体との間の距離は1m程度とするということです。
このことからソフトボックスや透過傘のほうが発光面が前に出るので位置的に使いやすい訳です。
・前述の条件からフル発光時の設定可能な絞り値は?
最も広角な照射角に設定してガイドナンバーは15程度
被写体との距離を1m程度とすると絞りは15程度、ほとんどF16位となる
ここに灯具類の減衰を二絞り程度加味するとF16=>F8程度となる
F8程度まで絞れると考えて調光すれば良いでしょう
もしF11などでフル発光で明るさが足りない場合はiso感度を200とかに上げるつもりでいればOKです。
・フィルインライトはメインライトの一絞り半落ちでテスト撮りしてから調光する
シャドウ部の明るさを決定するフィルインライトですが一般的にはメインライトの1/3の光量というのが通説です。
メインライトの光量の1/3を目安として設定し、実写してその結果を見て調光します。
私は被写体の顔を左右どちらかの斜め上からメインライトを当てて鼻筋に影が付くようにしてその反対斜め上からシャドウ部の落ち込みをフィルインライトを当てて調整します。
調整のキモは立体感の度合いで決めます。
このへんは各人の感じ方が調光度合いの決定となります。
・被写体をストロボで照らしたとき、背景との明るさのバランス取りは?
iso100 絞りF8でシャッター幕全開の最速1/200秒
この条件でストロボの室内撮影するとほとんどストロボ光だけの撮影となり窓などからの外光が暗く落ち込んでしまいます。
それでは不自然な画となってしまうのでシャッタスピードを段階的に落としていって定常光の影響を出していきます。
被写体のストロボ光は瞬間光なのであまり露出の影響は受けませんが背景はシャッター速度を遅くしてゆくごとに明るくなってゆきます。
被写体の露出はストロボの調光で、背景はシャッタースピードで調光します。
当然スローシャッターとなることも多いため三脚は必須です。
EOS 5D Mark II ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 50mm マニュアル露出 F5.6 1/3秒
580EX2+430EX2
この場合ストロボ光の色温度と外光の色温度の差に注意してください
外光の色温度のほうが低すぎて違和感がある場合は色温度を落とすLBAフィルタをストロボの発光部に挟んであまり色温度の差が目立たないようにします。
・初めは二灯そこから先は各人のセンス次第
被写体は基本的にはメインライトとフィルインライトが必要ではないのでしょうか?
三灯目はトップライトかアクセントライトでしょうか?
正解等は無くて想定するイメージがどんなでどう近づけていくかではないでしょうか?
三灯目をトップライトにしたもの(髪に天使の輪が出ている)
EOS 5D Mark II ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 35mm マニュアル露出 F8.0 1/3秒
580EX2+430EX2+430EX
三灯目にアクセントライトとして背後から照らしたもの
EOS 5D Mark II ISO100 EF50mm f/1.4 USM マニュアル露出 F2.0 1/30秒
580EX2+430EX2+430EX
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