日中シンクロについて考える
初めからなんですが私は日中シンクロには否定的です。
レフ板が使える状況で(ココ重要!)レフ板を使わずストロボ焚くなんて、もう良い写真撮ることを放棄してるんじゃないかと
しかしレフ板が使えない光線状況や風や場所的事情、持ち運べる機材の制限もありますし、ストロボだけにしかできないテクニックというものも有り実際に試してみました。
逆光で日陰になる状況でまずはプログラムAEに任せて撮ってみました。
EOS 5D MarkII ISOオート(100) EF24-105mm f/4L IS USM 47mm プログラムAE F7.1 1/125秒
WB 5200K 撮って出しJPG
まぁ、こんなものですね
日陰側は暗く草の反射で若干緑被りもしています。
そこにクリップオンストロボ(580EX2)を取り付けてそのままオートで撮ってみます。
EOS 5D MarkII ISOオート(400) EF24-105mm f/4L IS USM 47mm プログラムAE F16 1/200秒
ストロボ580EX2(E-TTL2 調光補正無し) WB 5200K 撮って出しJPG
ま、撮れてはいますがストロボが強すぎです。
いかにも「ストロボ焚きました。」な写真ですね
真横からのストロボ光で影の位置が不自然ですし影もキツイです。
調光補正すれば一寸はマシでしょうが・・・
先ほどストロボでしか出来ないこと、といったのですがそれは
「背景の露出と被写体の露出に差を付ける」ことが出来るのです。
誰しも晴天下での撮影でレフ板を使った際に被写体の露出は良いが背景が白く飛び気味で「チョットなぁ・・」と思うことが有ったはずです。
そんな場合のストロボ撮影をチョット試してみます。
まず背景の適正露出(絞り)を決定します。
ここではシャッタースピードはシンクロ出来る最速の1/200秒とし絞りをF5.6,F8,F11,F16と段階的に変えて行ってどれが良いか選びます。
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F5.6 1/200秒
WB 5200K 撮って出しJPG
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F8.0 1/200秒
WB 5200K 撮って出しJPG
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F11 1/200秒
WB 5200K 撮って出しJPG
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F16 1/200秒
WB 5200K 撮って出しJPG
私はこの中でF8位が良いと感じました。
青空の諧調も出てますし、草原も暗くなりすぎていないので背景の露出はこれを使います。
で、被写体の露出はストロボのTTL調光にまかせます。
直接光らせると点光源で固い光質となり影が汚くなりますので105cmの白傘でストロボ光を反射拡散させます。
同時にオフカメラシューコードを使い光の向きを被写体の左斜め上から当てて意識的に陰影を付けてやります。
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F8.0 1/200秒
ストロボ580EX2+105mmアンブレラ(E-TTL2 調光補正無し)WB 5200K 撮って出しJPG
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F8.0 1/200秒
ストロボ580EX2+105mmアンブレラ(E-TTL2 調光補正-1)WB 5200K 撮って出しJPG
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F8.0 1/200秒
ストロボ580EX2+105mmアンブレラ(E-TTL2 調光補正-2)WB 5200K 撮って出しJPG
なんか、調光補正無しが一番良さそうですね
+0.5位でも良いかもしれません
あと忘れてはいけないのが色温度の問題です。
この日は晴天でしたのでWBはマニュアルで5200Kとセットしたのですがクリップオンストロボはどのメーカも軒並み色温度が高めで私の580EX2はカラーメータで実測した人によると6500K程あったらしいです。
つまり背景を照らす照明の色温度と被写体を照らす照明の色温度が結構異なるのです。
言われて見ると若干被写体が青っぽいですよね
白傘にバウンズさせた時点で数百Kは下がるらしいですがそれでも1000K位は色温度をさげるLBA系のフィルタをストロボ発光部に付けた方が良さそうです。
この撮影ではフィルタ持っていくのを忘れました。
しかしストロボ光は瞬間光故に仕上がりが読みずらくある程度経験による読みが必要ですがフィルム時代と比べ結果がすぐ判りますのでかなり使いやすくなったと感じます。
フィルム時代の経験年数なんて上手さとはあんまり関係無いんでは?、と思ったり
デジタルになって1枚あたりのコストが飛躍的に下がりましたので、考えながら(ココ重要!)数多く撮ってる人には敵わないと思います。
1日後キャッチライトが入ってなくて取り直したもの
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F8.0 1/200秒
ストロボ580EX2+105mmアンブレラ(E-TTL2 調光補正無し)WB 5200K 撮って出しJPG
前日の画だとストロボの照射角が35mm相当だったので傘全体に光が廻ってなかったorz
この画は17mm用ワイドパネルを引き出したので照射角が広くなって傘全体に光が廻るようになって随分影の付き方がソフトになった
瞬間光故結構カメラの小さい液晶だけでは確認からモレがちです。
Eye-Fiでスマホで即時に確認できるのですが周りが明るいとままなりません
スタジオ撮影では活躍するんですが・・・
レフ板が使える状況で(ココ重要!)レフ板を使わずストロボ焚くなんて、もう良い写真撮ることを放棄してるんじゃないかと
しかしレフ板が使えない光線状況や風や場所的事情、持ち運べる機材の制限もありますし、ストロボだけにしかできないテクニックというものも有り実際に試してみました。
逆光で日陰になる状況でまずはプログラムAEに任せて撮ってみました。
EOS 5D MarkII ISOオート(100) EF24-105mm f/4L IS USM 47mm プログラムAE F7.1 1/125秒
WB 5200K 撮って出しJPG
まぁ、こんなものですね
日陰側は暗く草の反射で若干緑被りもしています。
そこにクリップオンストロボ(580EX2)を取り付けてそのままオートで撮ってみます。
EOS 5D MarkII ISOオート(400) EF24-105mm f/4L IS USM 47mm プログラムAE F16 1/200秒
ストロボ580EX2(E-TTL2 調光補正無し) WB 5200K 撮って出しJPG
ま、撮れてはいますがストロボが強すぎです。
いかにも「ストロボ焚きました。」な写真ですね
真横からのストロボ光で影の位置が不自然ですし影もキツイです。
調光補正すれば一寸はマシでしょうが・・・
先ほどストロボでしか出来ないこと、といったのですがそれは
「背景の露出と被写体の露出に差を付ける」ことが出来るのです。
誰しも晴天下での撮影でレフ板を使った際に被写体の露出は良いが背景が白く飛び気味で「チョットなぁ・・」と思うことが有ったはずです。
そんな場合のストロボ撮影をチョット試してみます。
まず背景の適正露出(絞り)を決定します。
ここではシャッタースピードはシンクロ出来る最速の1/200秒とし絞りをF5.6,F8,F11,F16と段階的に変えて行ってどれが良いか選びます。
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F5.6 1/200秒
WB 5200K 撮って出しJPG
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F8.0 1/200秒
WB 5200K 撮って出しJPG
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F11 1/200秒
WB 5200K 撮って出しJPG
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F16 1/200秒
WB 5200K 撮って出しJPG
私はこの中でF8位が良いと感じました。
青空の諧調も出てますし、草原も暗くなりすぎていないので背景の露出はこれを使います。
で、被写体の露出はストロボのTTL調光にまかせます。
直接光らせると点光源で固い光質となり影が汚くなりますので105cmの白傘でストロボ光を反射拡散させます。
同時にオフカメラシューコードを使い光の向きを被写体の左斜め上から当てて意識的に陰影を付けてやります。
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F8.0 1/200秒
ストロボ580EX2+105mmアンブレラ(E-TTL2 調光補正無し)WB 5200K 撮って出しJPG
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F8.0 1/200秒
ストロボ580EX2+105mmアンブレラ(E-TTL2 調光補正-1)WB 5200K 撮って出しJPG
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F8.0 1/200秒
ストロボ580EX2+105mmアンブレラ(E-TTL2 調光補正-2)WB 5200K 撮って出しJPG
なんか、調光補正無しが一番良さそうですね
+0.5位でも良いかもしれません
あと忘れてはいけないのが色温度の問題です。
この日は晴天でしたのでWBはマニュアルで5200Kとセットしたのですがクリップオンストロボはどのメーカも軒並み色温度が高めで私の580EX2はカラーメータで実測した人によると6500K程あったらしいです。
つまり背景を照らす照明の色温度と被写体を照らす照明の色温度が結構異なるのです。
言われて見ると若干被写体が青っぽいですよね
白傘にバウンズさせた時点で数百Kは下がるらしいですがそれでも1000K位は色温度をさげるLBA系のフィルタをストロボ発光部に付けた方が良さそうです。
この撮影ではフィルタ持っていくのを忘れました。
しかしストロボ光は瞬間光故に仕上がりが読みずらくある程度経験による読みが必要ですがフィルム時代と比べ結果がすぐ判りますのでかなり使いやすくなったと感じます。
フィルム時代の経験年数なんて上手さとはあんまり関係無いんでは?、と思ったり
デジタルになって1枚あたりのコストが飛躍的に下がりましたので、考えながら(ココ重要!)数多く撮ってる人には敵わないと思います。
1日後キャッチライトが入ってなくて取り直したもの
EOS 5D MarkII ISO100 EF24-105mm f/4L IS USM 47mm マニュアル露出 F8.0 1/200秒
ストロボ580EX2+105mmアンブレラ(E-TTL2 調光補正無し)WB 5200K 撮って出しJPG
前日の画だとストロボの照射角が35mm相当だったので傘全体に光が廻ってなかったorz
この画は17mm用ワイドパネルを引き出したので照射角が広くなって傘全体に光が廻るようになって随分影の付き方がソフトになった
瞬間光故結構カメラの小さい液晶だけでは確認からモレがちです。
Eye-Fiでスマホで即時に確認できるのですが周りが明るいとままなりません
スタジオ撮影では活躍するんですが・・・