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コサイン誤差の話

今日はドールじゃなくて写真撮影の話です。

コサイン誤差は何故起きるか?

まずオートフォーカスカメラ(一眼レフ)の合焦ポイントですが一般的には画面中心の合焦ポイントが一番精度が高いのです。

finder-view.jpg

これは私のEOS 5D Mark2のファインダーですが測距点が中心の測距点を囲むように8点の測距点が在りますが精度の高いクロスタイプAFセンサーは中心だけで周りのAFセンサーはクロスタイプでは無いのです。

それに周りの測距点がAPS-Cに比べて中心寄りで使いづらいんです。
(APS-Cサイズを基準にしたAFセンサーじゃないかと思います。そのためフルサイズだと中心寄りなのだろうと)

どうしても中心の測距点を使いがちになります。

で銀塩写真の頃からオートフォーカスカメラでよく使われていたテクニックに「フォーカスロック」があります。

シャッターボタンを半押しするとピント合わせと露出を決定します。
人物やドールの撮影のときは基本的に手前側の目にピントを合わせます。

camerafunction01_photo01.jpg

そこでシャッターボタンを半押しでピントと露出を保持したまま画面構成を考えてフレーミングしなおします。

camerafunction01_photo02.jpg

画面構成が決まったところでシャッターボタンを全押ししてシャッターを切ります。

一見すると問題が無いように思えるのですがカメラのピント面はカメラから等距離に展開されるのではなくカメラの正面におおきなガラス面があるような感じで平らなのです。
(等距離だとなだらかな球面となります。)

20051021131429.gif

一般的にフォーカスロックしてフレームしなおしすると若干後ピンになります。

これを防ぐにはあらかじめ最終的フレーミングで最も近い測距点を予め選ぶ等の方法があるのですが5D Mark2の場合は中心以外の測距点は精度がイマイチなのと周りの測距点が中心寄りで効果が薄いという理由であまり使いません。

ではどうすれば良いか?

1.絞り込んで被写界深度を上げる。
  これは本末転倒な話で表現の為に絞りがあるのであってピントズレ救済の為に絞り込むのはちょっとどうかと思う。

2.ライブビューにて測距点を自由に設定しコントラストAFでピントを合わせる。
  確かにピントは合わせられるのですがライブビューで手持ちはカメラのホールドが悪いので三脚にカメラをセットしないと
  使いづらいです。

 しかしコサイン誤差が出やすいのは被写体との距離が近い場合に被写界深度が浅いレンズで出やすいです。
 と、いうことは広角寄りの明るいレンズがコサイン誤差が出やすい!、となります。

 ウチでいうと35mmF2.0、50mmF1.4、85mmF1.8が該当しそうなのですが35mmはアップで寄った場合目が比較的画面中心のフレーミングになりますので意外とコサイン誤差は出づらいです。
 50mmは開放では甘い描写ですのでF2.8以下で使うことは少なくコレも意外と影響がないです。
 85mmF1.8これが一番問題で開放から使える非常に優れたレンズで被写界深度もかなり浅いです。
 開放で使うとシャッター速度も速めですので手持ちで使うことも多いのですがこのレンズでピントズレを量産してました。

しょうがないので時間があるときは三脚に据えてライブビューを使うか精度が低いのを覚悟して周辺の測距点を使って保険のために何枚か撮っておく手法で行こうかと思います。
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ついにプチジュエル導入です。

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